研究成果
研究成果
2022.7.9
1.著者
2.発表概要
近年、メタバース上での交流イベントが注目を集めており、特に日本では、年に5000件以上、交流イベントが開催されています。
盛り上がりの一方で、メタバース上の交流イベントが、実際どのくらいの交流を生み出しているのかを、定量的に評価した資料は非常に少ないです。また、交流の定量的な指標として、参加者のイベント滞在時間がありますが、この指標は参加者が実際に会話した時間と、大きく乖離する恐れがあります。
そこで我々は、参加者の位置と顔の向き情報から、参加者同士の対面時間を算出するアルゴリズムを作成しました。提案したアルゴリズムを、VRChatイベントのデータに適用し、アルゴリズムが実際のデータに十分適用可能である事を確認しました。
結果として、イベント滞在時間は、参加者の対面時間と大きく乖離しており、交流の定量的指標として不十分である事を示しました。